2023年令和5年が始まりました。
今年の立春は2月4日の午前11時45分ごろ。
立春を過ぎた時刻を確認して今年一年どんな年になるのか?
ドキドキワクワクしながら神様へおたずねする立春恒例の年筮を行いました。
と、、、その前に昨年の卦がどれだけ当たったのか検証してみたいとおもいます。
昨年は『兌為沢』でした。
しかも変爻なしだったので、そのまんま喜びが沢山あるよ、でも口の災いなどにはご用心という感じの年。
たしかに、生きる上での方向転換を行ったことによって、より自分らしい方向へ向かえたような素直な喜びがある年になりました。
2月のはじめに年の豊富というか、啓示を知ることによって何となく安心して一年を過ごせた気がしています。
仮にあまりよいとは言えない卦が出たとしても、気を落ち着かせて冷静に客観的に見ようとする姿勢を持つことができます。
なので毎年欠かさずに年筮は立てたいものです。
さて、令和5年の年筮で出た卦は『雷火豊』(らいかほう)という卦でした。
下の爻(こう)から、陽、陰、陽、陽、陰、陰です。
そして最後の六爻(一番上の爻)だけが変爻ありでした。
易では一番下から爻を記入していきます。
つまり『雷火豊』(陽、陰、陽、陽、陰、陰)から『離為火』(陽、陰、陽、陽、陰、陽)へ変わる。
ということを指しています。
雷火豊という卦はどういう卦かというと、雷と火です。
稲光る雷と火がお空の上で共鳴するかのように明るく激しく動く形をあらわします。
絶好調で勢いのある、物事が盛大で満ちている状況といえます。
そこから、徐々に『離為火』(りいか)へつながってゆくことを変爻は示しています。
離為火は火と火です。
つまり火そのものをあらわします。
火の性質として上へ上へと燃え上がること、時には消えそうになること。
物事の明暗がはっきりすること。
芸能、芸術、研究、学問などには吉です。
熱しやすく冷めやすいとも言われます。
さて、どんな年になるのでしょうか?
楽しみながら研鑽を積んで一年を過ごしてゆきたいと思います。