年筮(ねんぜい)

竹と花とろうそく

2022年2月4日(金)、立春の朝に今年の年筮(ねんぜい)を立てました。

仕事へ出る前のあわただしい朝でしたが、一年の計は元旦にあり→一年の卦は立春にあり。

ということで、頑張って時間をつくりました。

年筮とは、今年一年についてどんな年になるのかを易の神様にお尋ねすることです。

ちょっとドキドキで気持ちを落ち着かせて一回一回丁寧にコインを6回振りました。

下から順に、陽、陽、陰、陽、陽、陰。

易の卦は下から順に記入していきます。

いただいた卦は、変爻(へんこう)なしの兌為沢(だいたく)という卦。

変爻とは、時の経過と共にやがて変わっていく事を意味します。

例えばコインが陽、陽、陽と出れば老陽(ろうよう)と言い、変爻に当たります。

最初は陽だったものがしだいに陰へ変化していくことを表します。

もし、陰、陰、陰と出れば老陰(ろういん)と言い、老陰の陰から→やがては陽へと転じて行くことを意味します。

陰が満タンになって、いっぱいいっぱいまで極まって→やがて陽へと転じていくイメージです。

ちょうど真冬の寒さがキンキンに極まった後、陽の兆しが少しづつ現れてくるイメージでしょうか。

今回は、老陽や老陰がない「兌為沢」(だいたく)が出ました。

兌為沢は、全部で64卦ある中の58番目に当たる卦です。

これは、上も下も同じ「兌」で構成されており自然界の「沢」を表します。

兌は、悦という字のりっしんべんが無い形でよろこびを意味する卦です。

2つの沢が連なり、水が互いに潤し合う形象です。

楽しむ、和合、口元、口論、議論、娯楽、ユーモア、贅沢、散財、少女、金銭、色難などの意味があります。

喜びや楽しみがありますが、その反面、口が災いしたトラブルにご注意です。

また、異性関係や金銭的にも無駄遣いなどに気を引き締めないといけません。

変爻なしですから、一年間気を引き締めるのを怠らず、楽しみましょう、という感じでしょうか。

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